大学院
臨床
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1.目標とする資格
医学博士
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2.研修の概要
循環器内科大学院の到達目標は、研究の他に臨床研修にも力を入れている。4年間で学位論文の作成を行い、医学博士を取得することを目標としているが、同時に心血管系に関する基本事項(解剖・生理・病理・薬理)について理解し、問診や身体所見の診察を適切に行い、心電図や超音波検査、血管造影、心筋シンチグラム、CTなど画像診断の判読ができ、診断から治療にいたる診療計画を立てることができるようになることも目指している。
上級医の指導の下で、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症、心不全、高血圧、大動脈疾患、末梢動脈疾患などの入院患者を受け持ち、高度な集中管理が可能な循環器センター病棟で急性心筋梗塞や急性大動脈解離、急性心不全などの救急疾患にも対応する。
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3.4年間での臨床の到達目標
・内科医として基本的診断・治療の習得
・循環器疾患をはじめとした重症患者の管理
・外来から入院、さらに退院後まで一貫した患者の診断・治療
・スワンガンツ・中心静脈ライン・心嚢穿刺・胸水穿刺・一時的ペースメーカーなど手技の習熟
・心電図・運動負荷・心エコー・CT・血管造影など検査および診断の習熟
・内科認定医の取得
・専門領域によってはPCIやペースメーカー植え込みなどの術者まで行う
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4.最近の論文テーマ
● 血小板機能と冠動脈疾患、PCI
● PCIのデバイスによる成績、予後
● MSCTによる冠動脈病変評価
● 睡眠時無呼吸症候群と冠動脈疾患の関係 -
5.コースモデル
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6.主要疾患の症例数、手術件数(2014年度)
主要疾患の症例数、手術件数はこちらをご確認ください。
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7.大学院終了後のキャリアパス
スタッフとして大学に残る、関連病院への派遣、その他個々の事情に応じて対応している。